「XREA+(プラス)」へ「SQLite版」を「CGIモード」でインストール
中の人に何回か問い合わせながら、なんとかセットアップできたので、
記録を残しておきます。
■自機環境
OS :Windows Vista Enterprise Edition
■インストール環境
サーバー名:s343.xrea.com
独自ドメイン環境でインストール
P H P :5.2.5
MySQL :5.1.22-rc
SQLite:2.8.17
■「SQLite版」を「CGIモード」で動かす
0.事前準備
0-1.「SSHクライアントソフト」と「転送ソフト」を用意しておく。
・SSHクライアントソフト
PuTTYjp http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/PuTTYkj.html
※初期設定はここを参考に
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/howto/isojima/putty/putty.html
※【重要】XREAのコントロールパネルから、
「ホスト情報登録」→「SSH登録」ボタン
これを行ってから、接続すること。
(初回もしくは、うまく接続できないとき)
・転送ソフト
WinSCP http://winscp.net/eng/download.php
※Betaじゃない、Multilanguage installation packageを
ダウンロードすること。
※お好みでFFFTPでも構わないが、WinSCPのほうが安定感がある。
各ソフトの使い方は、Soy CMSのダウンロードページにある
「XREA(PHP5.2が動くサーバ)へのMySQL版インストール解説(PDF, 800KB)」
をダウンロードして、いじってみて慣れておくこと。
ネット上にも、情報は転がっているので、その辺はセルフで。
0-2.「.htaccess」をテキストエディタで作成
内容:「AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php」の1行のみ
用途:CGIモードで動かすため
0-3.「php.ini」をテキストエディタで作成
内容:「magic_quotes_gpc = off」の1行のみ
用途:標準ページ作成時に更新ボタンを押すと「\」マークが増えるのを防ぐため
(XREAの仕様による現象回避のため)
0-4.「Archive_Zip」ファイルの用意
用途:テンプレートパッケージを作成したりするのに使用
http://pear.php.net/package/Archive_Zip/download
上のリンクから、0.1.1をダウンロード
あらかじめ解凍しておく。
【重要】
必要なのは「Archive」フォルダ以下
※解凍ソフトは、Lhaplusではうまく解凍できなかった。
「+Lhaca」や、「解凍レンジ」で解凍できる。
今回だけならば、「解凍レンジ」が使いやすい。
解凍レンジは、Vistaではインストーラを右クリックで
管理者として実行する必要があった。
あとはデスクトップアイコンにドラッグアンドドロップで解凍できる。
1.ダウンロードページから、「SQLite版 インストーラなし(tar.gz)」を
ダウンロードする。
http://www.soycms.net/product/download
2.転送ソフトで、ダウンロードしたものをアップロードする。
今回は、
public_html/
└ exsample.com/
へとアップロードした。
3.PuTTYjpで接続し、コマンドで解凍
・接続
ユーザー名[Enter]
パスワード[Enter]
※FTP接続の、ユーザーIDとパスワード。
XREA+ 登録時のメールに記載されている。
・コマンド
cd public_httml[Enter] (ディレクトリ移動)
cd exsample.com[Enter] (ディレクトリ移動)
tar xfz soycms_1.1.3_sqlite.tar.gz[Enter] (解凍)
ls -la[Enter] (リスト確認)
4.手順0-2のファイル(.htaccess)を、転送ソフトでアップロード
転送先は、手順2と同じで、
public_html/
└ exsample.com/
5.手順0-3のファイル(php.ini)を、転送ソフトでアップロード
転送先は、
public_html/
└ exsample.com/
└ soycms/
6.手順0-4のフォルダ(Archive)を、転送ソフトでアップロード
転送先は、
public_html/
└ exsample.com/
└ common/
└ lib/
7.ブラウザで「http://exsample.com/admin」を呼び出し、
インストーラーを起動し、初期ユーザー名とパスワードを設定し、
ログインする。
8.あとは、Soy CMSのマニュアルを読んで、動かしてみる。
http://www.soycms.net/man/
■おまけ
1.【重要】「サイト管理」から「ルート設定」を行った場合は、
インストールディレクトリにある「.htaccess」が書き替えられCGIモードではなくなるので、
「.htaccess」をダウンロードしテキストエディタで、
「AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php」 (CGIモードで動かすための呪文)
「mod_gzip_on Off」 (No input file specified対策の呪文)
の2行をファイル末尾に書き加える。(2008/06/25 加筆修正)
ついでに、
「RewriteRule ^(.*)$ index.php/$1」を
「RewriteRule ^(.*)$ index.php?pathinfo=$1&%{QUERY_STRING}」
に入れ替えて、インストールディレクトリへとアップロードする。
※バージョン1.1.4b以降では、最初からこうなっているかも
これで、サイトに
http://hogehoge.com/
http://hogehoge.com/index.htm
http://hogehoge.com/index.html
http://hogehoge.com/index.php
のいずれでアクセスしても、きちんとブラウザに表示されるようになる。
トップページは、
「http://hogehoge.com/サイトID/空白」としてページを作成しておけば、
あら不思議、
http://hogehoge.com/index.htm だろうが、
http://hogehoge.com/index.php だろうが、
きちんと表示されるということ。
それと、「ルート設定」した、サイトのフォルダにある、
「.htaccess」にも細工する。
「サイトの」というのは、例えばインストールして、
サイトを1つ作ったはずなので、そのサイトのことである。
「main」というサイトを作ったのであれば、「main」というフォルダが
インストールディレクトリに存在するはずである。
(インストールディレクトリにある「.htaccess」じゃないので注意!!)
では、サイトのフォルダ内の「.htaccess」ダウンロードをして、
先頭に
「Redirect permanent /サイト名/index.php http://hogehoge.com/」
を1行追加して、上書きアップロードする。
この記述で、
「ルート設定」を行ったサイトと、ページ作成のプレビューで表示されるサイトの
URLが同一のものとなる。
専門用語では、リダイレクトと呼ぶようです。
わかりやすく言うと、
ルート設定されたサイトURLは、「http://hogehoge.com」だけど、
管理画面から見るプレビューは「http://hogehoge.com/サイト名/」が
表示されるという現象がおきるので、
管理画面でのプレビューも、
「ルート設定」されたURLへと飛ばしちゃおうという設定です。
(この記述をしないと、マニュアルにあるように、
「ルート設定」のURLと、本来のURLへのアクセスで表示されるものとでは
食い違いがあるので、
「ルート設定」のURLへアクセスしてみると、
CSSや画像等の表示に関してうまく表示されないといった現象が
起きる場合があるようです。
つまり、管理画面ではきちんと表示されていても、
「ルート設定」のURLへとアクセスすると、「なんか変!?」となることが
あるということです。
なので、この処置を行います。
画像やCSS関係で表示がおかしいときには、
マニュアルにあるとおり、絶対参照とすることで回避できるようです。)
(2008/06/25 加筆)
2.試験的に、MySQL+モジュール版のセットアップした時に引っかかったところ
・複数のサイト運営はできない(MySQLとSoyCMSの兼ね合いで)
・パーミッション設定が必要(モジュール版の場合)
サイト作成時パーミッション(サイト作成前にフォルダ作成する)
public_html/
└ exsample.com/ 757
└ mainsite/ 757
└ .cache/ 757
└ .template/ 757
└ .plugin/ 757
└ .entry_template/ 757
└ files/ 757